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先人たちの知恵と努力が今も生き続けています!!


三富新田の雑木林は先人たちが苗木を植えて育てたと言われています。開拓前はあたり一面萱原で、またこの近辺には川もなく水不足で大変苦労したそうです。
そこで、ナラやクヌギの苗を植えて風を防ぎ水持ちの良い土地を作ることを目指しました。また、ナラやクヌギの広葉落葉樹は冬になると葉を落とします。それを掃き集めて落ち葉堆肥にして畑に施しました。
300年以上から行われている伝統的な農法を現在も続けながら農業を行っています。
三富新田の秋の雑木林です。地元では「ヤマ」と呼びます。
樹種は堆肥に適したコナラ・クヌギ・エゴが主で他に山桜や松などもあります。
強い北風が吹くと葉が落ち始めます。
←葉が落ちた後です。
寒そうに見えますが、風が木によって遮られるので畑にいるよりも暖かです。
全ての葉が落ち一面落ち葉です。
いよいよ「ヤマ掃き」です。
ちょっとその前に!
堆肥の中に混入しないようにゴミを拾います。
全国的にゴミの不法投棄が問題になっていますが残念ながらここも結構ゴミが捨てられます。
枯れ落ちた枝を拾い集めます。
枝は腐りにくいのでなるべく取り除きます。落ちたままだと作業能率も悪くなります。
以前はこの枝をカマドの焚きつけに使っていました。
バヤ刈り(下草刈り)
夏の間に伸びた草を刈り払う。
熊手で落ち葉を掃き寄せます。
乾燥していると結構ホコリがでます
熊手
落ち葉を掃き集めるのに使う農具。
竹製。最近は竹細工の職人さんが減っているため手に入りにくくなっています。ホームセンター等に売っているものとは違います。
はちほん(八本バサミ)
掃き集めた落ち葉を入れるカゴ。
最近では機械で梱包するためあまり使わなくなりました。
熊手より入手困難な貴重品
ロールベーラー
熊手で掃き寄せた落ち葉を梱包する機械。
労力不足を補うため導入
梱包された落ち葉
バラバラにならないように麻紐でまかれています。
直径55cm 高さ65cmの円柱状 
乾いている葉で重さ約12kg(濡れていると2倍以上)
落ち葉の運搬
落ち葉を堆肥にする場所「堆肥盤」への搬入
ロールの紐を取り除き積み上げます。
ヤマ掃き完了
気持ち良いです!!
時々散水しながら踏み込み腐りやすくします
切り返し
堆肥を均一化するために年に数回行います。
米糠を混ぜることもあります。
1~2年後堆肥完成
野菜や作物に使用する場合はその都度必要なものを混ぜ合わせて畑に散布します。





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